「みやぎの創業支援者インタビュー」では、宮城県各地で起業家の支援を行う方々の、人物像を明らかにしていきます!
第1回目となる今回は、みやぎ創業ガイドの運営者であり、丸森町起業サポートセンター「CULASTA」の運営リーダーを務める島 征史。これまで行ってきた支援や、丸森町の起業をめぐる環境についてお聞きしました。
はじめに自己紹介をお願いします。
株式会社MAKOTO WILLの島 征史です。丸森CULASTAの運営リーダーとして、日々起業前後の方々のご相談に乗っています。

島 征史
東北大学経済学部卒。人材系のベンチャー企業を経て、MAKOTOグループに参画。現在は飲食店・学習塾・アパレル等、幅広い企業の立ち上げを、ビジョンづくり・戦略策定・資金調達等の分野からサポートしている。宮城県丸森町では、起業サポートセンターCULASTAの運営リーダーを勤め、6年間で19社の創業をサポート。
丸森CULASTA以外での活動も含め、これまでどのような支援を行ってきましたか?
クラウドファンディングや、新規事業の立ち上げサポートを多く行ってきました。
特にクラウドファンディングに関しては、これまで約60件、合計5,000万円以上のサポートを行っています。
クラウドファンディングというのは、経験値や知識量がものを言う分野。ただ私は、これらのテクニックを教えることだけでなく、クラウドファンディングを行う方のモチベーションを保たせることが、本質的な提供価値だと思っています。
クラウドファンディングを成功させるには、長期間発信を続けるなどの地道な作業が必要です。開始時点で求められたアドバイスをするだけでなく、無事ゴール地点までたどり着けるような、伴走型の支援をしています。
起業・創業支援の、どんなところにやりがいを感じていますか?
1つは、人のやりたいと思った事の実現をサポートできるところです。
人は、やりたいことができない時、明るくはいられません。私自身、社会人になってから、自分のやりたいと思っている通りに仕事ができず、挫折を味わった時期がありました。しかし、相談に乗ってくださる方がいて、自分のやりたい仕事をできるようになって、無力感から抜け出すことが出来ました。
個人のやりたいことができる世の中であった方がいいはずですし、そんな社会を実現する手助けを、自分も起業家支援を通じて出来ていると感じます。
もう1つは、地域の未来をより良くしていく手助けができるところ。
何事も現状を維持するだけでは、良くはなりません。これは地域も同じです。
新たなビジネスをはじめる起業家が地域に現れると、その地域には変化が訪れます。例えば、お店ができてにぎわいが生まれたり、その起業家を中心とした新しいコミュニティが生まれたり、今まで使われていなかった地域資源が活用されたり、住民のニーズに応えたサービスが始まったり…。時には地域課題を解決し、地域に希望を与える存在にもなり得ます。
そんな起業家の支援をすることで、地域の未来を明るくすることができると考えています。
支援をする上で、重視していることはありますか?
一番は、起業したいと思っているけど何から始めたらいいか分からないなど、起業に向けた行動に移しかねている「潜在層」を拾い上げてサポートしていくことです。
潜在層、いわゆる「チャレンジの芽」を持った方が10人いたとしても、何のサポートもなければ、実際に起業するのは大抵1人、2人です。起業に至るまでにはたくさんの壁があり、全てを起業家一人で進めていくのは困難。道半ばであきらめざるを得ない方も出てくるでしょう。
そういう方を一人にせず、一度相談に乗った方に定期的に連絡をとったり、個別に相談するよりも気楽に参加できるイベントを開催したりして支援をしていくことが、重要だと思っています。そうすることで、より多くのチャレンジの芽を持った方が起業できるはずです。
丸森CULASTAの運営に携わっているとのことですが、起業家をめぐる丸森町の環境について教えてください。
丸森町は、起業がしやすい環境が整っていると思います。
その理由の一つが、町民と強固なネットワークを持ち、情報のハブ機能を果たしている自治体職員の方の存在です。
人とのつながり・信頼関係が重要になってくる起業において、この方の存在はとても頼もしいでしょう。「こういう設備のある物件を探している」「ある野菜の仕入れ先を探している」といった話を持ちかけると、スピーディーにつながるべき人を紹介してくれる。このようなネットワークと地域内の情報を持った方がサポートしてくださることで、丸森町での起業がしやすくなっています。
またもう一つの理由としては、丸森町は、外部の人が受け入れられやすい土地であることです。この町では歴史的に、町内を流れる川を利用した交易が盛んに行われていました。そんな背景から、町の外から入ってくる人も受け入れる風土があるので、移住起業もおすすめできます。
丸森町での起業を考えている方へメッセージ
起業といったチャレンジをする人は、日本ではまだまだ多くはありません。
しかし、丸森町には「チャレンジしたい!」という方、そして、そんなチャレンジャーを応援したい方がいるので、たくさんの仲間を見つけられます。さらに、行政のサポートも整っており、起業しやすい場所だと思います。
丸森での起業を検討されている方は、ぜひ一度ご連絡ください。一緒に起業プランを考えることはもちろん、まちの資源や地域課題などもお伝えできます。
また、丸森CULASTAが窓口となり、町内の先輩起業家や町の職員などお繋ぎすることも可能です。お気軽にご連絡ください。
丸森CULASTA・ホームページ:https://marumori-startups.com/
丸森CULASTA・お問合せはこちらまで:info-will@mkto.org

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